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明浄ニュース&トピックス
お知らせ
2018.03.13
~第82回和歌被講会~
2月22日和歌披講会が開催されました。
【歌会始とは??】
歌会というのは、もともとは歌人たちが集まって、歌を詠んで楽しむ会をいうもので、古くは「万葉集」の時代から行われ、これがだんだん儀式化されてきたのは、元慶(がんぎょう)年間、平安時代初期〔八七七年頃〕だとされています。
儀式としての歌会には、読師(どくじ)、講師(こうじ)、発声(はっせい)、講頌(こうしょう)、というそれぞれの役割分担があります。読師(どくじ)は歌を書いた懐紙を整理します。講師(こうじ)がその歌を作法に従って順に読み上げると、このあと講頌(こうしょう)全員で声を揃え節をつけて読み上げます。その時、はじめの五文字だけを詠ずるのを発声(はっせい)といいます。
【明浄学院高校の新年和歌披講会って??】
新年和歌披講会は、本校の特色ある行事の一つで、毎年二月に行われています。今年八十二回を数え、本校開設当時から、生徒自身の手によって続けられてきた独自の伝統的な行事です。
この行事は、百人一首の撰者として有名な藤原定家の血脈をひく、京都の冷泉家の作法指導を受けて行われています。披講される秀歌は、詠進歌として全校生徒が作った歌の中から、各学年で一首ずつ選ばれた歌です。
優雅に朗詠されるなかに、歌に詠まれた日本独自の気候風土や感性を味わい、和歌の精神を学びたいものです。
和歌披講会に出演する生徒は1年間を通して何度も何度も練習に取り組みます。
披講歌は1学期の「和歌」の授業からつくられています。
1年間を通して明浄学院高校の和歌披講会は形成されるのです。