人として成長するためには、「知育」とともに
心を育てる「情操教育」が重要です。
本校では、99年の歴史で培った和歌や短歌の授業、着物の着付けなど
日本が誇る「和の文化・教育」の実践を通じ、生徒たちの感情や情緒を育みます。
和歌を詠み、俳句をひねる
やまと歌は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける――
一見難しそうな和歌・俳句。けれども、折に触れては歌を詠み、句をひねる明浄での三年間は、五・七の言葉を通じて自己を見つめる豊かな心を養います。
宮中歌会始の儀
新年を祝い、宮中で催される歌会始の儀。明浄では、全校生徒が毎年和歌を詠進しています。言葉の力を磨く日々の取組みによって、過去幾度も入選を果たすことができました。近年では、平成二十五年に瀬利由貴乃さん、平成二十四年には伊藤可奈さん、平成十七年に中田久美子さんが入選しました。
新年和歌披講会
宮中への詠進にあわせて行なわれるのが、新年和歌披講会です。
冷泉家の先生方に直接ご指導いただく、古式ゆかしい披講会は、厳粛な空気の中で進められるのが明浄の伝統です。
家隆忌・芭蕉忌
古今文化の中心であった大阪にあって、先人に学ぶべきことはたくさんあります。本校では、特に藤原家隆・松尾芭蕉の業績をたたえ、初夏には家隆忌、秋には芭蕉忌を行い、献歌・献句を続けています。
日本の心
古来、私達の祖先は花鳥風月をめで、優れた文化を育んできました。あわただしい現代で、それでも忘れてはならない日本の心――明浄で、見つめ直してみませんか?